◆飾るのは戦いの武具ではありません?
・戦場で身を守ってくれる甲冑(鎧や兜)は、武家にとって、特に男子にとって、とても大事なものでした。
端午の節句では、鎧兜は子どもに災いがふりかからず、無事に逞しく成長するようにとの願いを込めて飾られています。
・しかし、お節句に飾る鎧や兜は戦いの時の鎧や兜とは異なるようです。
あのような殺伐とした実践的な甲冑武具ではありません。
・これらの甲冑 鎧 兜は儀式や式典の正装であり、晴れ着です。
神社仏閣に奉納されている甲冑をみてみると、
戦いの道具にふさわしくないのがわかります。
・日本の甲冑である鎧兜は日本人の独特な感性と美意識が表現されている、まさに芸術品です。
◆鎌倉武士のダンデイズム。
・北条家の家訓

「人の前に出るときはよくよく鏡を見て、服装その他に乱れはないか、着こなしには充分に気を配るべきである。
だが人の前に出てからは絶対に衣服をつくろったりしてはならない。
人に軽く思われたり笑われたるするからである。
ともかく、内に居る時はどれほど身を装っても良いが、人前ではいささかもそのような振る舞いを
してはならない」
・まことにオシャレな武士達でありました。